脳と勉強の効率の関係。

 昨日、ずっと読みたかった本をやっと読めました。

だれでも天才になれる脳の仕組みと科学的勉強法だれでも天才になれる脳の仕組みと科学的勉強法
(2001/12)
池谷 裕二

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 この本は、たしか勝間和代さんがお薦めされていたので存在は知っていたのですが、先日のフォトリーディング講座で園先生もすごくお薦めされていた(というか講座自体がこの理論にもとづいて進められていました)ので、早速購入して読んでみました。

 この本、95ページしかないのに、内容はものすごく凝縮されています。読み終わったあとは、なんだか満足感でいっぱいでした。とても面白かったです。

 著者の池谷氏がとりわけ強調しているのは、以下のことにつきると思います:
 
 「勉強をするうえで最も大事なことは、一にも二にも復習である」

 そんなこと知ってるよ、との声が聞こえてきそうですが、しかし大多数の人たちはこの当たり前のことを、面倒だという理由で怠っているのではないでしょうか。わたしもそんな人の中の一人です。

 が、この当たり前のことがいかに重要で、なおかつ復習を怠ると記憶は瞬時に消え去ってしまうものなのかということを、脳の仕組みと照らし合わせながら著者は丹念に根気強く、科学的に説明していきます。

 園先生が幾度となく説明されていたので印象に残っているのですが、脳には「海馬」という場所があり、人間の記憶というのはこの海馬で製造されるらしいのです。そして、海馬が「この記憶は重要だ」と判断した記憶だけが、大脳皮質という場所に保管され、その他の記憶は消去されてしまう。このように、脳は情報を消去法で記憶しているらしいのです。

 では、どうすると覚えておきたい情報を海馬に「これは重要だよ」と知らせることができるのか。その方法が、他でもない「復習」なのです。しかも、海馬に記憶がとどまっているのは長くても一ヶ月らしいので、一ヶ月以内に復習しないと意味が無い。一ヶ月を超えると、その記憶は消し去られてしまうのだそうです。そのため著者は、二ヶ月間に4回の復習を行うことが最も効率的だとしています(また、それ以上行っても意味が無いとも)。

 その他にも、どういう風にものごとを記憶するとより効率的に覚えられるのか、またその記憶が長期的に保存されるのかというヒントがこの本には散りばめられています。それらを読みながら、まるで自分が今まで行っていた勉強法の正当性が著者によってひとつひとつ科学的に立証されていくようで、読みながら嬉しくなってしまうほどでした。

 この本の裏表紙に、「本書の特徴」として以下のことが書かれていました:

 「”脳と記憶のメカニズム”を知らないで勉強することは、ルールを知らずに野球をするようなもの」
 「脳の仕組みに逆らった無意味な学習は、時間のムダ」

 …思わず納得です。この本を読んだうえで勉強をするのと、読まずに勉強をするのとでは、かなりの違いが出てくると思います。まだ読まれていない方は、ぜひどうぞ。

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